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渡部修斗&タカ・クノウ、コンバットレスリング世界大会優勝:10.21-22 埼玉

日本コンバットレスリング協会「第3回コンバットレスリング世界選手権大会」
2017年10月21日(土)~22日(日) 埼玉・本庄総合公園体育館(シルクドーム・メインアリーナ)
  記事提供:日本コンバットレスリング協会


 10月21日(土)~22日(日)に、本庄市初の「スポーツ国際大会」として開催された当大会には、世界各国から10ヵ国70名の選手が参加した。初日はベテランの部とユースの部を実施、二日目はアダルトの部が行われた。
 創設者・木口宣昭氏が育った本庄市(児玉町)で開催された本大会は、本庄商工会議所青年部の高岸利之会長をはじめとする地元のバックアップを得て盛大な成功を収めた。来年は、同地で再びアジア選手権の開催が予定されている。



(左写真は入賞した日本勢の集合写真。右写真は国別部門の表彰で、1位は日本、2位は米国、3位がハンガリーだった)


主な日本人選手のリポート



【21日 土曜日】

 ベテランの部には、かつて日本のアマチュアグラップリング大会で上位入賞常連だった選手も名を連ねた。アダルトの部に負けず、40歳以上の部も盛り上がりを見せた。

 ベテラン2(40歳以上)の68kg級には、UWWグラップリング世界王者の水洗裕一郎(X-TREAM柔術アカデミー)がエントリー。国内で行われているコンバットレスリングの大会のほとんどに出場しているベテラン・尾藤広光(京都東山レスリング)、かつてイランの軍隊王者だったというサヘビ・モハラムを手堅く破り優勝。

 同じくベテラン2、74kgには、サンボやコンバットレスリングの常連だった杉山元彦(しぞ~か城北柔士会)が顔を見せ3位に入賞した。さらに、サンボ、チダオバ、アマチュアリングスなどで実績を残すX-TREAM柔術アカデミー主宰の竹内政司がアジア選手権に続き出場。決勝でステファン・ゴイン(USA)を撃破し、自身初の世界タイトルを獲得。

 この日、X-TREAM柔術アカデミーから二人の世界王者が誕生した。

 ユース2(15歳以下)には、3月に行われた全日本選手権で優勝した那須理人(チーム248)と、その全日本で那須に敗れたサンビストの吉澤禅(アカデミア・アーザ)らがエントリー。初戦をサンボ仕込みの飛びつき腕十字でものにした吉澤が那須へのリベンジに挑んだが、ラスト1分で手痛い失点。那須が全日本に続き返り討ちし優勝した。


【22日 日曜日】

 「武蔵青嵐太鼓」の和太鼓パフォーマンス、尾高かおる氏の国歌独唱で幕を開けた大会二日目は、アダルトの部が行われた。

62kg
 地元・本庄在住の田場マサオ(COOL CHAMP)が出場。しかしながら、世界の牙城を崩すことができずに3位に終わる。同級に出場した入山省吾(アカデミア・アーザ)は、本来は57kgだが階級を上げてエントリー(ホスト国の日本には2名の代表出場枠が与えられた)。準決勝はポイント差で競り勝ったが、逆に決勝は競り負け、無念の2位。

68kg
 第1回世界選手権準優勝者の児玉亮太(高知大学)が協会推薦枠でエントリー。しばらくのブランクの影響で初戦敗退。
 3月の予選を勝ち抜いて代表となった渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)は、1回戦を秒殺勝利。2回戦は、サンボパンアメリカン王者・レイリー・ボディコム(USA)をやはり秒殺。決勝でも韓国のTOP FCファイターを秒殺。すべてチョークで仕留めMVP級の闘いをみせた。渡部は、同門の青野ひかるが同週末にアゼルバイジャンで行われたUWWグラップリングで銅メダルを獲得しており、嬉しい戴冠となった(渡部自身もUWWグラップリング元世界王者)。

74kg
 本来であればベテランのカテゴリーに入る、齋藤秀昭(アカデミア・アーザ)とこれまでコンバットレスリングで負け知らずの和田健太郎(リバーサルジム新宿Me.We)が出場。
 齋藤は、地元の埼玉県立本庄高校柔道部OB。1回戦を腕がらみで勝ちメダルを確定させたが準決勝で敗退。和田は準決勝で第1回世界王者のマット・カイザー(カナダ)をテクニカルで破り決勝に進んだが、マイク・パラディーノ(USA)に初黒星を喫したものの準優勝。

82kg
 プロMMAにも参戦している元全日本レスリング3位(グレコローマン)小田貴久(TEAM一領具足)と実力派グラップラー・佐藤竜太(フリー)の2名がエントリー。
 優勝の本命は、世界選手権2連覇中のボリス・ベリチコフ(ブルガリア)。ベリチコフとは佐藤が準決勝で対戦。接戦ではあったが、ベリチコフに逃げ切られてしまった。反対ブロックでは小田が決勝に進んだ。両者は第1回の世界選手権1回戦で相まみえたが、試合中に小田が肩を負傷し棄権。今回は雪辱戦となった。試合は競った展開で進んだが、終了間際にベリチコフのガブリ気味の投げが決まり、得点。これが決め手となりベリチコフが3連覇を果たした。

90kg
 3月の全日本選手権で2位となった佐々木太一(チーム248)が出場。全日本では菊地嘉幸(菊地商店)に、8月のアジア選手権では小田に敗れていずれも2位。しかしながら、ここ最近は勝負強さが増し、確実にグラップラーとしては成長の跡が見える。本大会でもその進化した実力が期待されたが、世界の重量級とのパワー差はいかんともしがたく3位に終わった。

100kg
 サンボ、コンバットレスリング、BJJなどグラップリング競技で活躍する西村刀(アカデミア・アーザ)と、協会推薦枠の大ベテラン久能孝徳(=タカ・クノウ)が出場。準決勝は大接戦の末にUSAを西村が破った。反対ブロックの準決勝は、2連覇中で、巌流島出場経験もあるコンバットサンボ・ワールドカップ王者のカーメン・ゲオルギエフと久能が対戦。両者ポイントなしのまま延長戦に突入し、バックポイントを獲得した久能が全王者を破った。
 決勝は日本人対決。ベテランの久能が手堅く西村をやぶり、UWWグラップリング以来の世界タイトルを手にした。

100kg超
 本庄市在住の地元選手・皆川大輔(本庄市柔道愛好会)と、埼玉大学柔道部OBでアブダビコンバット日本代表の小澤幸康(TEAM KAZE)が出場。
 なれない道着なしに苦しんだ皆川は、無念の一本負けで準決勝敗退。対する小澤は柔道やサンボ(世界5位)など道着のスペシャリスト。同階級では比較的小柄な小澤ではあるが、道着でつちかった技術をグラップリングでも発揮し、あぶなげなく決勝に進出。決勝の相手は、ブルガリアのプレサレフ・クリコフ。体格差の影響か、持ち味を出すことができずに準優勝に終わった。


結果



国別部門
1st 日本
2nd アメリカ合衆国
3rd ハンガリー


WOMEN - 56kg
1st AUSTRALIA Jessica LAVERS-McBAIN
2nd JAPAN  池亀 麿美 (アカデミア・アーザ)

WOMEN - 68kg
1st USA  Kate REED
2nd AUSTRALIA Jacquie BECKET

ADULT - 62kg
1st USA  Michael CALDWELL
2nd JAPAN  入山 省吾 (アカデミア・アーザ)
3rd JAPAN  田場 マサオ(COOL CHAMP)
3rd ROMANIA Cristian Florin GHEORGHE

ADULT - 68kg
1st JAPAN  渡部 修斗(ストライプル新百合ヶ丘)
2nd KOREA  DoGun SON
3rd USA  Reilly BODYCOMB
3rd JAPAN  児玉 亮太 (高知大学)
5th ROMANIA Enache BOGDAN-UMIT

ADULT - 74kg
1st USA  Mike PALLADINO
2nd JAPAN  和田 健太郎(リバーサルジム新宿 Me.We).
3rd JAPAN  齋藤 秀昭 (アカデミア・アーザ)
3rd CANADA  Matthew KAISER
5th ROMANIA Zarzu LOAN-BOGDAN

ADULT - 82kg
1st BULGARIA Boris VELICHKOV 
2nd JAPAN  小田 貴久(TEAM一領具足)
3rd JAPAN  佐藤 竜太(フリー)
3rd USA  Stephen WYATT
5th KOREA  SanGil LEE
5th HUNGARY Mate TOTH

ADULT - 90kg
1st USA  Niko KOLIASTASIS
2nd BULGARIA Nural NAZMIEV
3rd CANADA  Derek MEDLER
3rd JAPAN  佐々木 太一(チーム248)
     
ADULT - 100kg
1st JAPAN  久能 孝徳(Progressive Grappling System)
2nd JAPAN  西村 刀(アカデミア・アーザ)
3rd BULGARIA Kamen GEORGIEV
3rd USA  Matt PAUL

ADULT - over100kg
1st BULGARIA Preslav KULEKOV
2nd JAPAN  小澤 幸康(TEAM KAZE)
3rd JAPAN  皆川 大輔(本庄市柔道愛好会)
3rd USA  David GRAYSON

ADULT - ABSOLUTE
1st BULGARIA Nural NAZMIEV
2nd BULGARIA Preslav KULEKOV
3rd CANADA  Matthew KAISER 
3rd USA  Matt PAUL


VETERAN 1 - 57kg
1st JAPAN  福士 和秀 (フリー)

VETERAN 1 - 62kg
1st HUNGARY Gyula ROFI
2nd JAPAN  田村 裕志 (フリー)

VETERAN 1 - over100kg
1st JAPAN  菱沼 郷(ハブリッドレスリング山田道場)
2nd USA  Sam GORDON 
     
VETERAN 2 - 62kg
1st USA  Javier PALOMO 
2nd JAPAN  安東 努(三多摩サンボスクール)
3rd JAPAN  池﨑 誠和 (ハブリッドレスリング山田道場)
3rd JAPAN  福島 利浩 (DAMM FIGHT JAPAN)
5th JAPAN  荒井 真人 (Fighting ties)

VETERAN 2 - 68kg
1st JAPAN  水洗 裕一郎(X-TREAM柔術アカデミー)
2nd IRAN  Sahebi MOHARRAM
3rd JAPAN  尾藤 広光 (京都東山レスリング)
     
VETERAN 2 - 74kg
1st JAPAN  竹内 政司 (X-TREAM柔術アカデミー)
2nd USA  Stephan GOYNE
3rd JAPAN  杉山 元彦 (しぞ〜か城北柔士会)
3rd JAPAN  小倉 雅人 (OFC)
5th JAPAN  西沢 貴久 (チーム太田章 P.G.S)

VETERAN 2 - 90kg
1st WORLD  Vladislav KOULIKOV
2nd USA  Steven YOKAY

VETERAN 2 - 100kg
1st ROMANIA Dumitru-Catalin VLAD
2nd HUNGARY Gabor SZOTS
3rd JAPAN  北出 雅人 (頂上会テアゲネス)

VETERAN 2 - over100kg
1st USA  Keith VARGO
2nd JAPAN  倉島 信行 (ドラディション)
3rd HUNGARY Krisztian NEMETH 


YOUTH 1 WOMEN - ABSOLUTE
1st JAPAN  北出 桃子 (頂上会テアゲネス)

YOUTH 1 MEN - ABSOLUTE
1st JAPAN  北出 幸也 (頂上会テアゲネス)

YOUTH 2 MEN - ABSOLUTE
1st JAPAN  那須 理人 (チーム248)
2nd JAPAN  吉澤 禅(アカデミア・アーザ)
3rd JAPAN  井上 天馬 

YOUTH 3 MEN - ABSOLUTE
1st HUNGARY Bendeguz TAKACS

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