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勝因は阿吽の呼吸? GTタッグ王者 宇野薫&植松直哉インタビュー

  • ZST
  • 更新・2015-06-09 (Tue)20:35
 ZST.46(5月24日(日) ディファ有明)での第二代GT(グラップリング)タッグ王者決定トーナメントを制した宇野薫(UNO DOJO)&植松直哉(Nexusense)組のインタビューがZST実行委員会から届いた。植松は戸井田カツヤ&齊藤曜のトイカツ道場師弟タッグから連続で一本を奪うまでの緻密な試合運びについて明かし、宇野は植松との「阿吽(あうん)の呼吸」を大好きなプロレスとも絡めて話している。
―― ベルトを手にして約一週間が過ぎましたが。

植松 「ベルトという形になるものが初めてだったので、嬉しくて、人がいないところで、一人鏡の前でいろんな恰好で巻いてみたりとか、斜めにかけてみたりとか、色々やってみたりしたんですけれど(笑)。
純粋に試合に勝てたってことが、素直に一番嬉しかったですね。まさか自分が、タッグマッチという形でベルトを巻くような機会に恵まれるとは思わなかったので。宇野さんと一緒に巻けたというのが、とても嬉しかったし、15年前の自分が今のこの光景を見たらどう思うんだろうって、感慨深いものがありますね。なんか一週間、色々と考えましたね」

宇野 「日に日にベルトの重みというか、やっぱりベルトは強さの象徴だと思いますので、皆さんに『おめでとう』と声をかけられると共に、それがプレッシャーというわけではないですが、そういった(ベルトの重み的な)ことを感じています。
植松君も言いましたけど、植松君とこういった形(タッグ)でベルトを取れると思わなかったので、すごく嬉しいですし、不思議な感じがしますね、とても」

―― 勝因はどこにあると思いますか?

植松 「組技競技だと、とにかく“一本”とることが最大の目的で、それが一番素晴らしいパフォーマンスであると思われがちなんですが、やはりそこには、そこに至るまでのプロセスというか、“どうやってとるか”ということも勿論あります。打撃競技では、“削る”という表現をよく使うと思うんですが、組技競技でも相手を、体力的、精神的に“削る”っていう作業があります。そこの部分を徹底して、宇野さんも自分もやれたところが勝因だったんじゃないかと思います。“がっぷり四つ”で普通に勝負したら、やっぱりあの二人(戸井田カツヤ&齊藤 曜)は力があるんで。そこの部分で上手くズラしながら、“一本をとるために一本を狙わなかった”ところが、自分では良かったと思っています」

―― セコンドも含めたチームの力も大きかった?

宇野 「一回戦、決勝戦と、八隅君(八隅考平)がセコンドについてくれて、僕と植松君に的確な指示を出してくれたのも、勝因の一つです。
(試合中、技に入った時に)極まり具合を、「どう?」って聞いてみたら、二人とも色々と言ってくれて、それが心強かったですね。八隅君が「ちょっと極まってないかもしれないですね」と言って、植松君には「じゃあ違う技に展開しましょう」と言われたので、それで「あ、まだ極まってないんだ」と思って違う技を狙うために、また“削る”作業から始めるという。そんな落ち着いた試合運びをすることができましたね。

―― どういうチャンピオンを目指す?

植松 「個人的に試合前から考えていたのは、偉そうな言い方になってしまいますが、自分自身、選手としてよりも指導者として活動している時間が長いので、見本となるような、お手本となるような戦い方、立ち振る舞い方をしようというのはありました。でも勝った後、嬉しすぎてちょっとはしゃいでしまったんですけれど。試合では、今、自分自身が持っている物はシッカリと見せられたかな、と。そういう部分では満足しています。
やはりチャンピオンというのは特別な称号だと思うんですね。ランキング1位とか、色々あるとは思うんですが、やはりチャンピオンは“王者”ですから。皆のお手本になるような形で、試合中の態度もそうだし、言動とかを気をつけなきゃいけないのかなっていうのは勝手に思っていますね(笑)。

宇野 「チャンピオンになって、今後は追われる立場というか、他の選手が狙ってくることになると思います。それを、あまりプレッシャーとして考えることなく、とにかく一戦一戦、良い試合をしたいなって考えています。
ただ、出稽古とかに行くと「(GTタッグに出場するための)合計体重は幾つなんですか?」とか聞かれたりするんで、ちょっと出場を狙っているんじゃないか、みたいな選手たちがチラホラいるようだな、と(笑)。まあ、皆、(GTタッグに)興味を持ってくれたようですし、ZSTの選手以外でもチャレンジしたいと思っている選手がいると思います。柔術界でも総合の選手でも、寝技の強い選手はいっぱいいますんで、そういう選手たちがどんどん出てきてくれると面白いと思います。
まぁ、内心では「出てくるな」と思っていますが(笑)。でも活性化というか、そういう部分では面白くなると思います。自分たちは、そういう相手に対抗するために技術の精度を上げ、次もまた良い試合が出来るようにしたいな、と思っています」

―― タッグマッチというグラップリングの新しい可能性も見せた試合だったと思いますが?

植松 「基本的に格闘技は“一対一”でやるものなので、「タッグマッチ」というと多くの人がピンとこないと思いますし、失礼を承知で言うと、今までの他のチームは、「タッグ」であることが上手く機能していなかったと思うんですよね。使い古された言葉ですけど“1+1が2以上のものになる”っていう試合を、自分と宇野さんはやれたという自負は少しあります。
ともすると、「タッグマッチ」というのは、お遊びなんじゃないか?と見られることもあると思いますが、決してそうじゃなくて、パフォーマンスとかタッチワークとかで、シングルマッチとはまた違う面白さがあるということを、今回の試合では伝えられたんじゃないかと思っています。だからと言って、毎回それが出来るかというと、やっぱり真剣勝負なんでわからないですけど。そういう意味では今後も、こういった形で“一対一”以上のものをお見せできる可能性はあります。特にグラップリングであればタッグはやり易いと思うので。
タッグだけを専門でやっていくというのは非常に難しいと思うんですけど、ただ強い選手を二人組み合わせたら強いんじゃないよっていう。繰り返しになりますが“1+1が2以上のものになる”っていう、そういう面白さを、次の試合がいつになるか、あと何回やれるか分からないですけど、やる以上はそういう戦い方をして、皆に「こういう試合も面白いな」と思ってもらえるようにしたいな、とは思います」

―― プロレスにたとえるとどんなタッグチームなんでしょう?

宇野 「結構、色々とありますよね。ハンセンとブロディ組とか、テリー・ファンク、ドリー・ファンクとか。武藤選手と蝶野選手が組んだりとか。
ちょっと色々と考えた中では、天龍選手と阿修羅・原選手(笑)。
“阿吽の呼吸”ってありましたよね?(「TEAM OTOKOGI」が)ベテラン組という点で考えれば、うちらも“阿吽の呼吸”だったのかなって、ちょっと思ったんですよね。いいところで上手くリズムを変えたりとか、タッチワークをしてた部分では。ちょっと渋すぎるかもしれないんですけど(笑)。天龍選手は好きです。

―― ベルトを巻いて子供さんや周りの方の反応は?

宇野 「反応は…あったような無かったような感じでしたね(笑)。でも喜んでくれたのは喜んでくれたんで、すごく嬉しかったです。前回のタイトルマッチ(1月に行われたプロフェッショナル修斗での環太平洋ライト級タイトルマッチ)でベルトを取れなかったのですが、今回チャンスをいただけたことによって、勝ってベルトを獲得できたということは、すごく光栄に思いますし、嬉しかったですね。子供たちにも何かしらの形で伝わっているとは思いますので、そういう部分では本当にありがたいなと思います。自分がベルトを巻いた姿を見せられたのが。子供にもそうですし、妻にも結婚してからは初めてなので。あとは家族。僕の道場の会員さんとかもすごく喜んでくれましたし、応援してくれる皆さんも喜んでくれたのを、本当に嬉しく思います」

植松 「ベルトの作りが良いですよね、重量感もすごくて。さすがに抱いては寝なかったですけど(笑)。
本当に嬉しいですよね。「まさか」だったんで。自分がベルトを巻くというチャンスがあるとは思わなかったんで、本当に嬉しいです。(ベルトを)道場に置いてあるんですけど、会員さんたちも非常に喜んでくれて。触れて、持って、その重量感と説得力、ベルトってやっぱり説得力があるんだなぁっていうのを改めて思いました。獲る前と獲った後で僕が何一つ変わったわけでもないんですけど。途端に「凄いですね!」とか言われると、お前ら今までどこを見てたんだ、って言いたくなりますけど(笑)。
娘たちはまだちょっと小さいんで、ベルトというものにまったくピンと来てないですね。でも「宝石がいっぱい入ってる!」、「ピカピカしてる!」って喜んでましたね(笑)」

―― チャンピオンとして今後の抱負をお願いします。

植松「やっぱり安易な形での防衛戦はやりたくないです。やるからには、それなりの手順を踏んで欲しいというか。自信がある選手は、たくさんいると思うんですけど、だったらそれを目に見える形で見せていただいた上で防衛戦が出来れば、と考えています」

宇野「やっぱり、このベルトの価値を少しでも高くするためにも、一戦一戦、しっかりやるだけです。しっかり準備して良い試合をするだけですね。その事によってGTタッグのベルトが、どんどん価値が上がってくると思いますんで」

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