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青木とDREAM関係者への処罰をSRC側が要求

 SRC(戦極)の主催者・WVRが加盟する、日本格闘競技連盟の福田富昭会長は7日、昨年大晦日のDynamite!!での青木真也の廣田瑞人に対する「侮辱行為に関する意見書」を発表。青木は試合直後に謝罪を表明したが、福田会長は「反省の気持ちを感じ取ることができません」とし、青木だけでなくDREAM関係者に対しても「然るべき処罰を強く求めます」とした。
廣田戦後の青木
 WVRの稲村角雄営業統括本部長も7日の会見で、福田氏同様の抗議を表明。要求する処罰については「青木選手サイドの団体側の判断に任せたい」とし、「(DREAM側から)近々何らかの処分の発表があると聞いている」とも明かした。
 稲村氏は「試合直後の行為は、他のスポーツならどのような批判を浴びるかを考えていただきたい。せっかくDREAM側と困難を乗り越え団結して対抗戦を開催したが、この行為一つで台無しにしてしまった」と青木らを厳しく非難したが、今後もDREAMとの交流を継続する意向も示し、「青木選手の件は横に置かせていただいて、一つの大きな総合格闘技界ということを考えれば、今回のような対抗戦や合同開催は意義がある。いずれまたそういったチャンスはあるかもしれない。話し合いには前向きに取り組みたい」と話した。

関係各位殿

「FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~」廣田VS青木戦における
青木選手の廣田選手に対する侮辱行為に関する意見書


 昨年大晦日に開催された格闘技イベント「FieLDS Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~」の第16試合終了後において、試合当事者の青木真也選手による、常軌を逸した許されざる行為が見られました。ここに改めてその内容をつまびらかにすると共に、厳重なる抗議と強い遺憾の意を表明する次第であります。
 周知のように、青木選手は対戦相手である廣田瑞人選手の右上腕骨を折る結果となり、試合はレフェリーストップによる青木選手の勝利が確定いたしました。当然のことながら格闘家同士の真剣勝負を行っている以上、試合の経緯については敢えて言及するつもりはございませんし、青木選手のことは日本ライト級屈指の実力者であると認めております。
 しかしながら、全国ネット放送という総合格闘技の地位を向上させる最高のチャンスにも関わらず、青木選手の試合直後の節度を越えたパフォーマンスにより、そのチャンスは水泡に帰することになってしまったと考えます。レフェリーストップがかかるまで戦い抜きリングに横たわる敗者に向かって、敬意を表するのではなく、舌を出し中指を突き立て、さらに観客の怒号が飛びかう中、骨折させた部分をことさらに強調するかのように腕をぐらぐらさせて、リング内を得意気に走り回るという行為を繰り返しました。
 当連盟傘下団体の主催する試合において、同じ陣営の選手が今回の青木選手と同様の行為を取るならば、選手資格の取り消しをも含む厳罰な処分が下されることは言うまでもありません。
 また試合後のインタビュー等においても、形式的に謝罪の弁は述べておりますが、青木選手から反省の気持ちを感じ取ることはできません。別紙のインタビュー記事にも記載の通り、青木選手は笹原氏より厳重注意を受け「反省しています」と言いながらも、その後フィニッシュした極め技のことを「笹原さんが『刺しに行け』と言って、しっかり刺してきたので『笹原圭一2010』です」とコメントしたり、廣田選手の腕を「確実に折りにいきました」と述べるなど、誠意と謝意は微塵も感じられない言葉を重ねております。
(BoutReview注:「別紙のインタビュー記事」として、DREAM公式HPに掲載された青木の談話が、意見書に添付されていた)
 いずれにせよ我々は、青木選手自身はもとより、彼をその影響下におき、煽り立て、結果としてかかる振る舞いに至らしめたと推測される関係者に対して、心からの猛省を促すと共に、然るべき処罰を強く求めます。少なくとも「厳重注意」「反省」といった、お手盛りの言葉とやりとりで許される類いのものでは決してないはずであると考えます。
 総合格闘技を目指す若者は、荒くれ者の集りではなく、柔道やレスリング、フェンシング等と同じように、紳士的で礼儀を守り人間的にも人から愛される、教養ある人間でなくてはならないと考えます。われわれ日本格闘競技連盟の構成メンバーは、総合格闘技を真のスポーツとして確立し、いずれはオリンピック種目にまでその地位を引き上げようと日夜努力している立場からも、今回の不祥事は断じて看過することができませんし、何より最強を求め日々努力を重ね、栄光の舞台を目指し一生懸命練習をしている選手たちまでもが、社会に対しまるで無法者集団のごとき印象を与えてしまったのではないかと思うと、これほど残念で無念なことはありません。
 今後、二度とこのような行為が行われないよう、厳重なる処罰を望む次第であります。

2010年1月7日

日本格闘競技連盟
会長 福田富昭

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