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榊原氏、那須川天心の「キック世界GP」構想を後押し。2018年大会プランも語る

 RIZINの2017年12月29日31日のさいたまスーパーアリーナ大会の日本人勝者による記者会見が元旦、恵比寿のウェスティンホテルで行われた。キック世界トーナメント開催と武尊戦を熱望した那須川天心は「色んな大人の事情が嫌」「(現状のままでは)日本の格闘技が盛り上がらないので、ぶっ壊したい」等とコメント。榊原信行RIZIN実行委員長は「K-1から天心にオファーがあって出たいと言うなら止めない」としつつも「それよりももっと天心には新しいチャレンジを提案したい」と話した。
 那須川はRIZIN KICKワンナイトトーナメント(57kg)決勝で藤田大和をKOして優勝した後、「世界最強を目指しているんで、全世界最強トーナメントをやってもらいたいです。誰が僕の相手で見たいですか?」と観客に呼びかけ、「武尊」という大多数の声を聞くと、「皆さんの声が答えだと思うんで、来年中にやりましょう」とアピール。生中継でカットできない状況を意識し、武尊の名前を自ら口にしないという裏技を使って、武尊との対戦を改めて希望していた。

 那須川は2年前にも武尊との対戦を希望したが、武尊は「K-1で試合が組まれるならいつでもやってやる」(15年8月の会見)と回答し、以降の那須川のアピールに対しても同様の返答を続け、平行線のままだった。そして16年12月のRIZIN初参戦時の会見で那須川は「今はそこまで意識はしていない」と話し、沈静化したかに見えた。
 だが、昨年8月、RIZINの高田延彦統括本部長が突然「キック界の二人のスーパースター武尊VS天心は今しかない!」「大人の事情で見る側に絶望感を抱かせる大罪はあってはならぬ」等とツイートした数日後「先日他団体であるK-1所属選手のマッチメークに関して軽率な発言を行ってしまいました」とK-1 JAPANグループや武尊に謝罪する騒動があった。すると那須川はブログで「大人の事情なんて僕には関係なし 必ず、ぶっ壊してやる!!この格闘技界を俺が絶対に変えてやる!」等と記し、武尊戦への意欲が再燃したことも示唆し、大晦日に上記のアピールを展開した。

 大晦日から一夜明けた元旦の会見で、「最初の那須川選手のアピール以降、RISEの元王者の小宮山工介、村越優汰らがRISEを離れ、K-1に移っていますが、那須川選手は向こう(=K-1)に上がる気は無いのでしょうか?」と質問すると、那須川は「別に上がってもいいかなと思うんですけど、色んな大人の事情が嫌なんですよね。こういうことになっているのは日本だけで、世界ならすぐ組まれますよね。こういうことをやっているようなら、日本の格闘技が盛り上がらないので、ぶっ壊したい気持ちがあります。この先どうなるかわからないですけど、お互いが全盛期のうちにやりたいです」と回答した。
 また、武尊はK-1フェザー級(57.5kg)王座を返上し、3月21日のK-1で1階級上のスーパー・フェザー級(60kg)王者・大雅に挑戦する。那須川に「60kgでもやりますか?」と聞くと「本来僕は55kgなんで、57、58ぐらいでやれればと思います」と答えた。

 榊原氏は「K-1から天心にオファーがあって『出たい』と言うなら止めないです。天心との契約はうちにありますけど、天心がやりたいことをやらせたいです」としつつも、「それ(=武尊戦)よりももっと天心には新しいチャレンジを提案したいです。世界中の立ち技の猛者を集めたGP的なスケール感を持ったトーナメントを、伊藤(隆TARGET会長)さんと天心と話をしています。こちらから追いかけるというより、ファンが見たいと思うようなテーマを僕らで作ってあげたいです」「大晦日の4人トーナメントはテストケースです。RIZINには総合格闘技の舞台であり続けて欲しいファンも多いのも事実ですが、RIZINは幕の内弁当でいいと思っていて、そこから熱のあるものがスピンオフすればいい。キックだけで(大会を)やることもあるだろうし、キックとMMAの共存もあったりすると思います」とコメント。K-1という“場”を既に担う武尊との試合実現には固執しない形で、自分たちで違う“場”を作り、那須川の格闘技活性化ビジョンを後押しする方針を示した。


 さらに榊原氏は2018年のRIZINの開催展望についてコメント。一夜明け会見に出席した各選手も試合の感想や今年の目標をコメントしている。
(右上写真:会見冒頭の新年を祝しての乾杯。堀口恭司が音頭を取った。グラスには日本酒が入っていたが、未成年の那須川だけオレンジジュースだった)

◆榊原
 次のRIZINは5月6日のマリンメッセ福岡大会です。それまで大会はやりません。選手たちには充電してもらいつつ、我々はあくまでフェデレーションなので、選手を独占せず、他の大会に出ていくことも歓迎しています。その後は7月末と9月末と12月末にさいたまスーパーアリーナ大会をやり、8月にできれば名古屋か大阪でやりたいですし、10月中旬から11月にかけて海外でやりたいです。(※米国か中国が有力とも話していた)
 これまで年末は29日と31日の2DAYSでやってきましたが、今年の年末は31日だけにしようと思います。格闘技EXPOは残しつつ、30日は去年のようにLDHさんとコラボして(音楽のイベントを)やるのか、他のチームと組んでやるのか検討したいです。eスポーツ(=対戦型コンピュータゲーム)とのコラボレーションのお話もいただいています。高田さんのフンドシもやめます。50を過ぎてあの体を維持するのが本人も大変と言っていて、見ていてかわいそうというか…、一つの神事としては残したいですけど(笑)。3年この形でやったので、見直し、さらなる進化を遂げるために新しいアイデアを持ち込みたいです。
 GP(=トーナメント)も中心軸になる選手がいないとなかなか難しいので、今年は封印して、新しく出て来た選手たちがワンマッチで戦うのでもいいかなと思います。その流れで来年にまたGPをしてもいいでしょうし、RIZINが進化を続けるための最も正しい道を見つけ出したいです。五味や北岡や矢地やストラッサーを集めて、PRIDEの最後に実現しなかった72kg近辺のライト級GPをやってもいいかもしれないし、堀口がもう1階級上げてフェザー級でやってもいいかもしれないですし。今回もDEEPさん、パンクラスさん、修斗さんには選手を出していただき感謝しています。またGPをやるのであれば各階級の王者を呼びたいです。



◆堀口恭司(アメリカン・トップチーム/RIZINバンタム級(61kg)トーナメント'17優勝、元UFCフライ級(56.7kg)3位、元修斗世界フェザー級(60kg)王者)
 今年、RIZINしっかり盛り上げていくんで、これからもRIZINをお願いします。RIZINをもっと有名にしたいです。まだ海外には強い選手がいるので、RIZINにおびき寄せられれば、もっと盛り上がると思います。(誰か具体的に一人を挙げるなら?)デメトリアス・ジョンソン(=堀口が過去負けているUFCフライ級王者)だったりですね。(今ならジョンソンに勝てますか?)勝てます。

◆浅倉カンナ(パラエストラ松戸/RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)トーナメント'17優勝)
 昨日はベルトを取ることができて良かったです。チャンピオンとして日本の女子格闘技を盛り上げられるよう頑張ります。今年も無敗で行きたいです。



◆ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会/元HEATウェルター級(77.1kg)王者)
 北岡(悟)選手をKOすると言っていて、できなかったので、次戦はしっかりKOできるよう練習したいです。72kgで次は矢地選手と試合したいです。(RIZIN参戦の反響は?)残念ながら(フジテレビで)放送されなかったんですけど(苦笑)、試合してから周りの反響が変わりました。

◆矢地祐介(KRAZY BEE/元修斗環太平洋ライト級(65kg)&PXCフェザー級(65.8kg)王者)
 昨日の五味選手との試合はファイター的には反省点ばかりですけど、お祭り男としてはまあまあの出来だったと思います。今年も1年頑張ります。天心君みたいに「もしツア」あたりに出たいですね(笑)。
(ストラッサー起一の対戦要求について)自分は70kgの選手なんで、72kgとか言われてもアレですけど…。榊原社長に任せます。

◆高谷裕之(FIGHT FARM/元DREAMフェザー級(65kg)王者、パンクラス・フェザー級(65.8kg)7位)
 だいぶ消化不良な試合になったので、また参戦して盛り上げたいです。

◆朝倉 海(トライフォース赤坂/元THE OUTSIDER 55-60kg級王者)
 RIZIN初戦でKOで勝てて良かったです。反省点も多かったので、もう一段階レベルアップして、トップ戦線に入れるよう頑張ります。

◆真珠・野沢オークライヤー(米国/エルニーニョ・トレーニングセンター)
 昨日三角(絞め)入れられちゃって負けそうなところ見せてごめんなさい。これからはもっとしっかり頑張って、もう少しちゃんとした試合を見せたいです。1か月ぐらい前に(右肘内側靭帯を)怪我して、アメリカに帰ったら手術をやらないといけないので、治ったらRIIZNに戻って来ます。

◆渡辺華奈(Fighter's Flow)
 急な試合だったんですけど、組んでいただいてありがとうございました。勝ててホッとしていますけど、課題が多く見つかったので、もっと練習して、RIZIN女子中量級を盛り上げられるよう頑張ります。

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