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元チームドラゴン勢が新チーム「KREST(クレスト)」を結成

 9月25日にK-1ジム・チームドラゴンを退会した卜部弘嵩、卜部功也、武尊、山崎秀晃ら20選手と渡辺雅和トレーナーが10月1日、渋谷で会見し、新チーム名「KREST(クレスト)」の結成を発表した。代表に就任した渡辺氏は、具体的理由は語らなかったが、「2年前ぐらいから、前田代表の変化に気づき始め、我慢はしていたのですが、我慢の限界に来(ました)」「9月25日に前田先生と奥様に『もう2人にはついていけません』と伝えました」と経緯を説明した。
 日本のキックボクシング界で最大の選手層を誇るチームドラゴンの創始者の前田憲作氏は、9月20日にK-1 WORLD GPのプロデューサー職を突如解任され、K-1とKrushの運営会社・グッドルーザーの宮田充代表が2代目プロデューサーに就任した。K-1実行委員会は、競技性をより高めるため、K-1ジム関係者ではなく大会運営側の関係者がプロデューサーを務めるのが適切と判断したと経緯を説明していた。
 だが、その発表後の5日後の9月25日から未明にかけ、卜部弘嵩、卜部功也、武尊、山崎秀晃ら、チームドラゴン所属の大半の選手がチームドラゴンを退会を表明。28日には東京・大久保のK-1ジム総本部の代表が前田氏から梶原龍児チーフトレーナーに変わることも発表され、K-1の運営側だけでなくジム・選手側でも前田氏離れが進んでいた。
 前田氏はチームの練習拠点のK-1 GYM DRAGONの会長ではあるが、14年5月のK-1 WORLD LEAGUE(のちにK-1 WORLD GPに改称)スタート発表に伴い、チームドラゴンの代表の座は渡辺雅和トレーナーに譲っていた。10月1日のKREST結成発表会見には渡辺雅和氏を中心に、元チームドラゴンの大半の選手が勢ぞろい。皆、険しい表情で会見に臨み、主に渡辺氏がチームドラゴン退会の経緯等を語った。以下が会見での全コメント。


渡辺雅和「本日はお忙しい中、お集りいただきありがとうございます。今日の記者会見で、ファンの皆様や記者の皆さまにお伝えできたらと思い、記者会見を開きました。
 まず、こういう経緯になった理由は、2年前ぐらいから、前田代表の変化に気づき始め、我慢はしていたのですが、我慢の限界に来て、9月25日をもって退団という形にしました。
 そして、ここにいる仲間たちと新チームを築きたいと思っています。新チーム名は『KREST(クレスト)』です。頂上を目指す、てっぺんを目指すという意味を込めています。(Crestという英単語の)Cの部分をKに変えております。
 そして最後に言いたいことがあります。今、Twitter、SNS、全てで、僕たちが…(10秒ほど言葉を詰まらせ、涙声になり)お金で動いた、みんなをおいしい話でたぶらかしたことが言われていますが、そんなことは絶対ありません。むしろ、僕たちが選んだこの道は、元にいるところよりも険しい道だと思っています。なので、あのようなことは絶対にありません。僕は選手たちを絶対に守り続けます。以上です。選手を代表して卜部弘嵩のほうから一言あります」

卜部弘嵩「前田先生には大変お世話になりましたが、いつからか方向性の違いを感じるようになり、退会することに決めました。これからは最後まで僕ら選手のことを親身になり指導してくれた雅和さんについていこうと決めました。僕らが見ているところは前だけで、強くなること、勝つこと、さらに努力して頑張って行こうと思っています。期待していてください」

――方向性の違いとは具体的にはどういったところでしょうか?
渡辺「具体的なことは言えません。方向性の違いとしか、そこまでしか僕たちには答えられません」

――9月20日に前田さんがK-1のプロデューサーを退任されました。その後、前田さんとは直接話し合ったのでしょうか?
渡辺「その後ももちろん話し合いをしています」

――その中で意見の違いが出たということでしょうか?
渡辺「いいえ、もう、積もり積もったものです」

――何日ごろに話し合ったのでしょうか?
渡辺「当日にも話しました」

――チームドラゴンを辞めると伝えたのはいつでしょうか?
渡辺「9月25日に前田先生と奥様のほうに伝えさせていただきました。『もう2人にはついていけません』ということを伝えました」

――前田さんがどういう感じで変わったのでしょうか?
渡辺「今は具体的なことになるのでお答えすることはできません」

――今の練習環境は?
渡辺「相手に迷惑がかかってしまうので言えませんが、みんなで揃ってちゃんと練習しています」

――正式にジムを作るつもりは?
渡辺「ジムは作りたいと思っていますが、まだ未定です」

――こちらにいらっしゃるのはチームドラゴンに所属していたプロ選手全員ですか?
渡辺「いや、全員ではないですね。試合があって出席していない者もいます」

――K-1ジムで指導していた方もいると思いますので、生徒さんが混乱されているかと思いますが、メッセージがあれば。
渡辺「メッセージはここではお伝えすることでは無いかなと思っています。でも各々で(会員に)連絡はしております」

――Twitterで最初の退会発表になった理由は?
渡辺「皆様にすぐお伝えしたかったからです」

――(25日の退会発表から)会見までタイムラグができたのは?
渡辺「昨日の試合(9月30日のKrushに石田圭祐、中村圭佑が出場)もあったので。落ち着くまでの時間があって、みんなともミーティングしていました」

――今後も継続してK-1、Krushを主戦場にしますか?
渡辺「使っていただけるのであれば継続して参戦したいと思います」

――今後、前田さんはK-1とどのように関わっていくのでしょうか?
渡辺「自分の立場ではわからないです」

――練習環境の変化で、気持ちの変化も大きいと思いますが、試合の近い(佐々木)大蔵選手(10月15日のKrushで-63kg王座防衛戦)や武尊選手(11月3日のK-1の初代フェザー級王座決定トーナメント)の心境やコンディションはいかがでしょう?
佐々木「今までと変わらず練習できているので、気持ち的にも動揺していないです」
武尊「僕も場所は変わったんですけど、内容としては変わらないですし、コンディションもいいですし、今回こういうことがあったのが、逆にだからこそ負けられないモチベーションになるので、精神的にも体の調子も凄くいいと思います」

◆KREST所属選手(五十音順)
プロ:伊澤波人、石田圭祐、卜部功也、卜部弘嵩、大岩龍矢、小澤聡子、加藤洋介、亀本勇翔、西京春馬、佐々木大蔵、佐野天馬、翔也、鈴木雅博、高萩ツトム、武尊、富村晃貴、中村圭佑、林健太、林将多、東本央貴、山崎秀晃
アマ:西京佑馬、佐野順平、佐野星馬
(代表:渡辺雅和)


 なお、前田氏は会見直後、チームドラゴンのフェイスブックを通じ声明を発表。「突然のK-1プロデューサー退任、そしてプロ選手たちの大量離脱。まずファンの皆様とジムの皆様および保護者の方々にご心配をおかけしたことを、深くお詫びいたします。K-1プロデューサー退任はともかく、長年大切に育ててきた選手たちが私と一度も会って話しあうこともなく、ジムを離れたことはとても残念に思っています。 今回、K-1の内部で起こったことの全貌を、私が把握しているわけではありませんが、おそらく、私にも何らかの落ち度があったのでしょう。しかし、人の道に外れるようなことは何もしていません。このことだけは、皆様にはっきりと申し上げておきたいと思います」等と記し、今後も引き続きジムを運営することを表明し、「最後になりましたが、今回ジムを離れた選手たちが、K-1やKrushなどの舞台で活躍してくれることを心から願っております。頑張って下さい。応援しています」と締めくくっている。

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