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ルッツ会長インタビュー「我々は『K-1後』を考えていますよ」

 悪いニュース続きのK-1にあって、欧州トップのイッツ・ショータイムのサイモン・ルッツ会長が、2011年度の計画と展望を述べつつ、K-1との共同開催予定だったアムステルダム・アリーナ大会キャンセルの顛末、およびバダ・ハリや他の選手のこと、それに噂話などに対しても率直に語った。以下、LiverKick.comによるルッツ会長へのインタビュー。It's Showtime Facebookにもアップされ、ルッツ会長からも転載の承諾済みだ。(訳&情報提供:遠藤文康)
──ショータイム・アリーナ大会が開催されないことは大変残念なことだと思うのですが、いつ頃から開催不能を考え出しましたか?
ルッツ:我々はK-1が大きな問題を抱えていることはここ数年来知っていました。ところが新しい投資家を獲得したと数ヶ月前にK-1は私に言いました。それがK-1とアリーナ大会を共同開催することに合意した理由です。でもクリスマス前後でしたかね、何か妙におかしいと私は感じました。K-1へ問い合わせても何の返答もなくなったからです。

──アリーナ大会はどんな予定でしたか? ラインナップは決めていましたか?
ルッツ:K-1と協力する時はいつも自分の考えを提案します。たいていK-1側は受け入れています。今年の場合ですとバダ・ハリvsグーカン・サキ。ピーター・アーツvsタイロン・スポーン。ヘスディ・カラケスvsアリスター・オーフレイム。他にエロール・ジマーマンの起用などでした。

──K-1の選手への未払いの件は私どももあちこちから聞きました。ペトロシアンの昨年の問題も知っています。ショータイムやブラック・レーベルの所属選手でK-1からの未払い選手は誰でしょうか?
ルッツ:メルヴィン・マヌーフ、タイロン・スポーン、ダニエル・ギタ、ヘスディ・カラケス、ドラゴ、パジョンスック、ジャバット・ポトラック、シャヒッドですね。ペトロシアンはこの間のK-1 MAXの優勝賞金をまだ貰っていません。これらの額はかなりのものですよ。ファイトマネーを選手に払わないまま次の試合をさせるなんてことは私にはできません。K-1に出ながらここ4試合のファイトマネーを貰ってないという選手の話を私は数人から聞きましたよ。選手にとっては気の毒な状況ですよ。

──これらの問題を考えますと、あなたの意見として、K-1は生き残るために何が必要だと思いますか?
ルッツ:まず相当な資金が必要でしょう。それと私のアドバイスに耳を傾けて実行することですよ。彼らはあまりにも愚かな行動をしていますから。

──仮にK-1が資金調達に失敗したとすると、キック界、また、イッツ・ショータイムにとってどういう意味を持つのでしょうか?
ルッツ:K-1が潰れたらスポーツ界にとっても多くの選手にとっても良くないことです。ショータイムにとっては、それは世界トップのキック組織になることを意味しますね。みんな私どもを見ますし益々多忙になるでしょう。我々は『K-1後』を考えていますよ。世界中の関係者とイッツ・ショータイム開催の交渉を私は毎日していますし。

──K-1を買い取ることを考えたことはないですか?
ルッツ:なんで?その必要がありますか?私は自前の会社とブランド大会を持っています。とても健全に運営し順調ですよ。ましてK-1の何を買うのですか?K-1には多大な問題しかありませんよ。『K-1』という名前は強いです。でも私だってイッツ・ショータイムという名前を持っています。自分が稼いだ金は自分のポケットに入れておくべきでしょう。

──世界中の関係者と交渉中と言いました。今年はイギリス、ドイツ、スペインなどの名前が上がっており大きな年となりそうですね。これらに関して詳細は?
ルッツ:今の予定では3月6日にアムステルダム。3月26日にベルギー・ブリュッセル。5月14日のフランス・リヨン、これはまだ契約前です。同月のドイツ・マンハイムも契約前です。7月11日がポーランド・ワルシャワ。7月23日にロシア・ソチ。8月27日にボスニア・サラエボ。9月18日にアムステルダム。9月24日にイギリス・マンチェスター。これも正式契約前です。10月8日がスイス・ジュネーブ。そして12月下旬にアムステルダムでクリスマス大会をまた計画しています。これらの他にスペイン、ウクライナそしてオーストラリアと交渉中です。お分かりだと思いますが我々はかなり多忙です。今年は少なくとも10大会。もしくは12大会になるかもしれません。

──アメリカ大会の可能性は?
ルッツ:私はかなり乗り気です。アメリカのテレビ局が先週我々のイベントを買いましたよ。それがスタートになるでしょう。他にも複数の関係者とアメリカでの可能性について交渉中ですが、スタート時は2000人規模の会場からゆっくりとやろうと思っています。

──今後2年でショータイムの拡充はどうなりますか?
ルッツ:半年前に私はこの5年で15~20大会を開催すると言いました。でも早まりますね。来年は15大会開催になりますね。

──リヨン大会にバダ・ハリが出場することはとてもエキサイティングです。間違いないのでしょうか?
ルッツ:開催の正式契約をしてないのでまだ確定ではありませんが2週間以内には正式契約することになるでしょう。

──対戦相手に関しては?
ルッツ:今の所は対戦可能な選手たちと交渉中です。

──法律的な問題に関してのバダの現状は?
ルッツ:どうなるのか誰も分かりませんね。あの事件はオランダでは大ニュースで放映されました。私が知ってから今もって警察は誰一人目撃証人を見つけられていませんし。

──最近アムステルダム市がキックボクシングを問題視していますがバダ・ハリの評判についてはやはり懸念していますか?
ルッツ:もちろんです。でもバダの件とキックボクシングとは全く別問題ですよ。アムステルダム市はスポーツのビッグイベントを切望しています。イッツ・ショータイムはその中の一つですよ。市が問題をややこしくしているだけです。我々がアムステルダムで大会を開催しなくなったら不名誉になるのは我々イッツ・ショータイムではなくアムステルダム市ですよ。だって我々はアムステルダムであろうがどこであろうが開催できるのですから。

──レミー・ボンヤスキーがイッツ・ショータイムで働いています。引退試合に関して話し合ったことはありますか?
ルッツ:もちろん話し合っていますよ。でも彼の要求額は払いたくないですね。もちろん要求することは自由ですが誰も彼の巨額な要求額は払えないでしょうね。

──ヘスディ・カラケスvsセーム・シュルト戦への抗議に関してのK-1の回答はどう思いましたか?
ルッツ:彼らが言ったこと、やったことは最低です。彼らは、シュルトコーナーは間違えたと言います。で、彼らは審判を罰しましたか? K-1がなぜあのようにしたのか分かっています。バダ・ハリもレミー・ボンヤスキーもいない。ファイナルには王者であるシュルトがどうしても必要だったのでしょう。でもヘスディがファイナルに残っていたなら全く違う結末になっただろうと思いますよ。

──昨年コスモ・アレキサンダーと揉めました。なぜ解決できなかったのですか?
ルッツ:彼のあのような行動は二回目です。私にとっては問題ではありません。彼はナイスガイでいい選手です。でも起用することはもうないでしょうね。

──イッツ・ショータイムには大会前の試合規約があります。それは契約書にちゃんと明記されているのですか?
ルッツ:もちろん。必ず明記されています。ですがコスモの契約書には書いてなかったのです。書面よりも私との口約束が大事だと思っていますので時々こんなうっかりミスをやってしまうのです。でも誤解しないで下さい。99% 私どもは契約書を作成していますから。

──タイロン・スポーンはもはや95kgの王者ではありませんが、この階級の認定戦に何か考えがありますか?
ルッツ:考えていますよ。3月6日のアムステルダム大会で行います。もうじき発表します。

──メルヴィン・マヌーフが、今年はイッツ・ショータイムで試合をしない可能性が高いとツイッター上で述べていますが、となると85kgの王者ベルトは剥奪でしょうか?
ルッツ:タイトル防衛戦をしないのなら剥奪ですね。ルールですから。でもメルヴィンの言うことですから。日によって言うことが変わりますから。それに、ショータイムで試合をせず、K-1は崩壊中。いったい誰が彼に支払いができます?前回の試合でK-1での扱いが良くなかったのでメルヴィンはガッカリしていました。状況によりますよ。

──イッツ・ショータイム史で個人的に気に入っている試合は?
ルッツ:バダ・ハリvsセーム・シュルト。モハメド・カマルvs・シャヒッド。イワン・ヒポリットvsライアン・シムソン。ロブ・カーマンvsアレクセイ・イグナショフ。そしてガゴ・ドラゴの試合のほとんど全部ですね。.

──2010年度の注目選手は誰かという昨年の質問にオーシー・オズグニの名前を挙げていました。実際オーシーは活躍しました。では本年度に注目すべき選手は誰でしょう?
ルッツ:マラト・グリゴリアンですね。要注目ですよ。

──ファンに何かあれば?
ルッツ:K-1が潰れたらイッツ・ショータイムはハッピーだろうと多くの人が思っているようですが、私はK-1に何とか存続してもらいたいと願っています。スポーツにとってそれこそが本当に良いことだからです。それに私は個人的に谷川氏やFEGのメンバーが好きです。ただ、彼らはとてもおかしな行動をとっています。何年間も私は違うやり方にするべきだと言ってきましたが、彼らはいつも逆のことをしてきました。彼らはイッツ・ショータイムを恐れているのかもしれませんが、そんな必要は全くありません。キック二団体が棲むには世界は十分に広いです。そして私は言いたい。『人生は素晴らしい!今を大切に!』と。

(LiverKick.comに掲載された記事:Part 1Part 2

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