Home > NEWS > INNOVATION > 宮元啓介×大田原友亮ほかパンフレットの試合紹介を先行公開:12.13 有明

宮元啓介×大田原友亮ほかパンフレットの試合紹介を先行公開:12.13 有明

 INNOVATION「Champions Carnival 2014」(12月13日(土) ディファ有明)を前に、公式パンフレットに掲載される各試合の見所紹介記事が公開された。
第10試合 メインイベント スーパーバンタム級 3分5R
宮元啓介(橋本道場/WBCムエタイ日本王者、INNOVATION王者)
ユウ・ウォーワンチャイ [大田原友亮](B-FAMILY NEO/UKF世界王者)

 町田光や山口裕人、T-98など今旬の人気と実力を備えたスター選手がINNOVATIONの看板タイトルに挑戦する注目の試合の数々の上にこのノンタイトルマッチがオーラスメインとしてセッティングされた意味は大きい。それはキックボクシング愛と誇りに詰まった同プロモーション首脳陣のイデオロギーとも見て取れる。即ち「本物とホンモノの激突」こそが注目されるのだと。もちろん、同団体の総力を結集するチャンピオンカーニバルに偽者の選手、紛い物の試合などあろうはずがない。ただただ、宮元啓介とユウ・ウォーワンチャイの二人がより純度が高い本物の光に満ちているということだ。
 小学4年生より空手を修練し、K-1甲子園で活躍した宮元、プロデビューから4連勝で一気にタイトルマッチ圏内にまで駆け上がり複数のベルトを巻くに至った。日下部竜也やムンファン・エスジムとの激闘は色褪せることのない史上の名勝負だ。
 ユウも同じく10歳くらいからムエタイを習いアマ時代から「大田原友亮あり!」と有名人。中学生からタイに移住しタイ人として暮らし6年が過ぎた。寝言もタイ語になるほど染まった純正ナックムエは、世界最大のムエタイイベント「THAI FIGHT」から契約選手として選出されるまでのトップファイターとなった。
 二人は共に相手を選ばずどこででも闘ってきたが、判定決着の勝負行方に納得のいかないことが日常茶飯事。その度に彼らはリングを苦笑いして降りることになるが、大きな抗議などしたことがない。何故ならそのエネルギーを次なるベストに備える思考の持ち主だからだ。空手×ムエタイでベースが違うだけの本物二人。その内容こそが最大の注目点。久々にヒリヒリと緊張感で場内が静まり返る感じがある堂々たるメインイベントだ。


第9試合 INNOVATIONスーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
狂平(武勇会/王者)
町田 光(橋本道場/1位、REBELS 60kg級王者)狂平

「キックをメジャーに!」町田光はその夢に心技体でブチ当たり着実に近づいている。格闘技を見た事のない市井の誰にでも目を止めさせる何かを持つ男。それは代名詞の必殺技「居合パンチ」や数々の奇想天外な大技だろう。または入場時の圧倒的な華、インターバルで正座し、反則の注意を受けてはお辞儀で返す振る舞い、緊張と緩和が笑いさえ誘うマイクアピールかもしれない。いや、もっと言えば練り上げてきた様々に形成されたマチダヒカルという存在そのものが輝いているのではないか。
 そんな町田がブレイクする前夜に我が家たる所属団体の王座を失った。昨年1月27日、四国の雄が振う恐るべき肘刀に斬りつけられ血の海に堕ちた。クレイジーエルボーの狂い咲き。まさに狂平の面目躍如。やや変則的なリズムで一度刀を抜けばエンドレスに振り回し、避けようが逃げようがロープやコーナーに詰めてなます斬りにしてみせる。町田が太陽とするなら、対して月の静けさが似合う眠狂四郎のような得体のしれない空気を醸し出している。存在感や知名度からすればすでに町田は別ステージに立つスター。しかし、関係者からは技術的な相性からして狂平有利説を多く聞く。あくまで王者は狂平で町田は挑戦者。町田もその姿勢は崩すまい。
 一方、チャンピオンはこの試合「胸を貸す」ではなく妥協なく「斬り倒し」に来るだろう。月が陽光を受けなければ輝けないのなら、それも上等と真っ赤な返り血を浴びる如く紅に怪しく眩く発光すればよし。今春のキック史に残る決闘、町田戦で“ムエタイ都市伝説”ヤスユキがそうであったように居合パンチャーの活人拳たる奥義が見えるかもしれない。立ち会える我々は固唾を呑んで見守ろうではないか。


第8試合 INNOVATIONスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
田中秀和(橋本道場/王者)
山口裕人(山口道場/1位、DEEP☆KICK 63kg級王者)

 「今が全盛期」と呼ばれるファイターはそれが本当に頂点であるならその後はスピードや角度はともあれ落ちていく。そういった見方をすれば今まさに昇りゆく才能を見ることこそが最高に活きの良さを楽しめるとも言える。その観点からすれば山口裕人こそが旬のファイターである。「ボクシングジムにいたことはない」との言質が信じられないほど独特にしなりのあるハードブローは、アームガードの上から被弾してもダメージは避けられない。そこで少しでも効いた素振りを見せようものなら一気呵成に畳みかける。猛獣を連想させるラッシュ力は想像を超えるKOシーンを現出させてきた。大石駿介、東本央貴、木村ミノルといった一流を砕き散らすように倒してのけた実績。これだけの面子をマットに這わせ続けることは蛮勇でできることではない。
 そんな男が新宿歌舞伎町の夜を震わせて敗れた。昨年末のチャンピオンカーニバル、歴戦の勇者、田中秀和との王座決定戦。ベテランの頭部は何とも弾け、腹部は抉られた。だが、その刹那、マサカリの様な肘打ちを振い返し、被弾した新鋭はブラックジャックで殴打されたかのように痛々しいダメージを負う。それでも山口は前進を止めずラッシュを続ける。ならばと田中の鉄肘も等価に打ち返される。これを激闘と讃えずして何をベストバウトとすべきや。最後はドクターチェックで続行を許されなかった山口が無念の涙を呑み、田中がベルトを巻いて堂々たる威風を吹かせた。それからの両雄の活躍。田中も山口も常時激闘派ゆえ好勝負をやってのけるが、勢いはどうしても“浪速乃強拳”にあるだろう。それはチャンプサイド、百も承知。前回の再現でも新たな展開でもどうしたってハズレがない必見試合だ。


第7試合 INNOVATIONライト級タイトルマッチ 3分5R
橋本 悟(橋本道場/王者)
雷電HIROAKI(スクランブル渋谷/1位)

 今や不沈艦の感がある随一の名門、橋本道場の王者群の一角に加わることになった昨年末のチャンピオンカーニバル、橋本悟×梶田義人、スロースターターの悟(ちなみに橋本姓は偶然で会長の血縁ではない)が序盤攻勢を取られ、2Rにはダウンさえ喫しながら徐々にアップダウンを繰り返しつつ得意のローキックを効かせて盛り返す。充実の5回戦が終わってみればジャッジ三名同一の48-47の3-0で王座交代を成し遂げた。強面で不敵な表情が似合う悟は逆転が常の名勝負製造機的特色と相まって、ここから更なる爆発が期待されたが、現実、そう上手くはいかず今年は逡巡中。そこで王者防衛義務としてファーストコンテンダーを迎え撃つこのような機会は絶好のジャンプアップのきっかけになり得る。それを理解しているであろう悟のモチベーションは熱く高まっている。
 ところがそれを上回る高温でチャンピオンを呑み込もうとしているのが、今年からイノベーションに加盟したスクランブル渋谷の雷電HIROAKIだ。長野から上京し、板橋寛や板倉直人など名王者を輩出し続ける増田博正が指導するハイレベルな環境に飛び込んでベテランの域に達しながらも努力を弛ませずここまでやってきた。リングに上がる選手たちはいつだって人生を懸けている。しかして、その質量には当然差異がある。この試合、その点で相当量の想いが溢れている。ともすれば勝利に徹した必死が傍目に膠着と取れることがあるかもしれない。そんな時は二人の目と身体から発する闘気に注目してほしい。そこに惹きつけられる迫力があったのなら、やがて自分も拳を握りして汗ばむような熱気を得ることができるだろう。それをさせる力量がこの王者と挑戦者には確かにあるのだから。


第6試合 INNOVATIONスーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
アーサー雅仁(習志野ジム/王者)
メリケン雄人(契明ジム/2位)

 数々の名王者を育て上げてきた習志野ジムの“秘蔵っ子”アーサー雅仁と“育ての親”樫村謙治オーナーを見る度に思い出す風景がある。6年前、恵比寿の今はなき有名レストランで行われたイベントで自信満々に送りだされた根元雅文(後のアーサー)が強打に沈みKO負けを喫した。真剣勝負とはいえ非公式戦。ふと控室の通路を通りがかると独り佇む指導者が涙を浮かべて両手で顔を覆っていた。不意に知った選手への愛情の深さに勝負とは別の感動をいただいた。そして、アーサーとなったムエタイスタイルのテクニシャンはハードパンチャーの王者“オキナワンタイガー”廣虎からダウンを奪われながら肘打ちの猛攻で4ラウンドTKOの大逆転勝利により初戴冠。10年と30戦弱の長き道のりだった。あの時の師匠の涙を嬉し涙に変えたことができたであろう感動の勝利だった。
 そんなチャンピオンが迎える初防衛戦。相手は同じくベテランのメリケン雄人。“血祭り”のプラカードを掲げてそのキャッチコピーに恥じないド迫力のどつきあいを身上とする猛ファイター。そのキャリアは現王者以上で西日本の雄として長らく君臨してきた。途中、何度かブランクを作ったこともあったが、恐らくは根っからの闘士なのだろう、リングに再び上がっては変わらぬ打ち合い上等の試合ぶりで場内を沸かせてきた。互いに多くの試合を経験したツワモノだが、王者のミドルキックや前蹴り、首相撲といったリーチを活かした攻防一体のムエタイスタイルとそんな技術などなり振り構わず無視して殴りに行く喧嘩殺法の対象的な激突になると予想される。とはいえ、距離を取って蹴るもそれを掻い潜ってパンチを放つも妙技。重量級ならではの闘いに注目していただきたい。


第5試合 INNOVATIONフライ級王座決定戦 3分5R(延長1R)
ローズ達也(ワイルドシーサー沖縄/1位、TENKAICHIバンタム級王者)
勇児(HOSOKAWAジム/2位、UKFインターナショナル王者、UKF日本王者)

 イノベーションはもちろん日本軽量級の大エースとしてキックボクシング界を代表する名王者、加藤竜二が階級アップの為に同タイトルを返上。そのベルトを争いは、共に加藤を追いかけてきたベテラン実力者の両雄、三度目の対決となった。群馬に生まれ育ち、成年になって沖縄に移り住み、同地で大型ジムを5つ持つワイルドシーサーグループとこれに派生して行われている格闘技興行「TENKAICHI」を選手のみならず職員として支え続けているローズ達也はなかなかの苦労人だ。その努力と人柄がそのままファイトスタイルにも反映され、非常に基本確かで端正なムエタイスタイルを練り上げてきた。これまで勇児とは2回戦い1勝1分の勝ち越し。決して圧倒的な勢いを誇るファイターではないが、長きに渡りトップランカーの位置を守り続けてきた“日本フライ級の守り神”的イメージさえある。
 そんなローズの最近の白眉は、昨年11月、勇児を飛びヒザ蹴りの大技で倒し4ラウンドTKO勝ちした集中力。これまでTENKAICHIのベルトは巻いているが、目指すべき高峰、INNOVATIONタイトル戦は絶対王者、加藤に今年5月11日に前橋で挑むも3RKOで砕け散ってしまった。そこに再び舞い降りたチャンス。得意とも言える相手に闘志が再燃しているに違いない。
 そして勇児。変則縦横無尽のステップワークとトリッキーな大技を織り交ぜたハイスピードファイター。プロとして実力もパフォーマンスも十分。加藤さえいなければその座に就いていたのは勇児だったであろう逸材。加藤とは4度対戦し1度勝利を収めている。共に「このチャンスは我の為」と任じているだろう。こういった試合は、これまでの戦績が参考にならず戦前予想が覆されることも多い。神にのみぞ知る結末、さあ結果は如何?


第4試合 INNOVATIONウェルター級王座決定戦 3分5R(延長1R)
T-98(クロスポイント吉祥寺/INNOVATION 1位、元WBCムエタイ日本&WPMF日本王者)
櫻井 博(多田ジム/INNOVATION 2位)

 あの“ムエタイゴリラ”がイノベーションに上陸。これは事件である! WBCムエタイとWPMFの日本二冠王の実績もさることながら、強靭なフィジカルとボディーストレート一発で相手の心身を砕くハードブロー、あらゆる布石を打って狙い澄ますクレバーなハイキックなど一流の実力を誇り、日本ムエタイ界の重鎮として君臨する巨人だ。日菜太や小笠原瑛作など大選手がずらりとならぶクロスポイント吉祥寺が兄弟ジム、スクランブル渋谷と一緒にイノベーション加盟を果たした時、最も侵略者として相応しい、いや、恐ろしいと思われたのがこのT-98だと噂されたこともある。本場タイのメジャーランカーとも互角の勝負を戦い、最近、ラジャダムナンスタジアムランカーに認定された。今最厚の日本ウェルター級戦線のライバルに保持する日本のベルトは持っていかれてしまった故、腰が涼しいとでも思ったか、突然の同タイトル奪取狙い初参戦。
 この危機で立ち上がったのが関西の櫻井博だ。タイトル奪取にゴリラ狩りの大チャンス。不利は承知だろうが、どんな秘策を持ってかかるか? まずは“インテリジェンスゴリラ”を自称する賢き猛獣の由縁たる知能と肉体を吟味したい。そして、その強さを知った上で櫻井がどんな方法で攻略に臨むのか? 気をつけていただきたいのは、序盤ノンビリと観察していたら、咄嗟の一発で試合がKO決着早期終了となってしまうかもしれないことだ。T-98は櫻井が競うに値しないと思ったら、有無を言わさずに倒しにかかることだろう。ミクスドアップという言葉がある。闘いあう最中、その刺激が百日千日の練習以上に値する成長を促す現象のことだ。折り紙つきの強者、T-98が櫻井の何らかを引っ張り上げれば面白いのだが果たして……。

その他の対戦カード


第3試合 INNOVATIONフェザー級新人王認定戦 3分3R(延長1R)
タイガ(HOSOKAWAジム/2014年INNOVATION東日本新人王)
トカレフ・ミチオ(直心会/2013年INNOVATION全日本準優勝)

第2試合 62.5kg契約 3分3R
畑 孟(ワイルドシーサー群馬/INNOVATIONスーパーライト級9位)
智也(VERTEX/NJKFライト級4位)

第1試合 スーパーフェザー級 2分3R
翔貴(岡山ジム)
澤田曜祐(PITジム)

スケジュール


開場・16:00 開始・16:30

チケット料金


SRS席 15,000円、RS席 10,000円、A席 6,000円、B席 5,000円
※当日券は500円アップ。
※6歳未満は入場無料(小学生から有料)。

チケット販売所


チケットぴあ http://t.pia.jp
参加各ジム、各選手

お問い合わせ


Japan Kickboxing Innovation事務局 019-601-1977 http://kick-innovation.com/

Home > NEWS > INNOVATION > 宮元啓介×大田原友亮ほかパンフレットの試合紹介を先行公開:12.13 有明

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

センチャイムエタイジム
JR中央線・東京メトロ東西線「中野」徒歩9分
ラジャダムナン&ルンピニーの元ランカーが本物のムエタイを個人指導。親子でムエタイを学べるコースも土曜昼オープン!

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について