Home > NEWS > GLORY > 日菜太が凱旋会見「岡見さんみたいにアメリカで勝負したい」

日菜太が凱旋会見「岡見さんみたいにアメリカで勝負したい」

 GLORY 10(9月28日(土/現地時間) ロサンゼルス・シチズンバンクアリーナ)でのGLORYデビュー戦で3R TKO勝ちした日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者)が7日、吉祥寺のBAR Surpassで凱旋記者会見。1年9か月前のオランダでのリスティ戦の1R KO負けのショックを払拭する勝利に安住せず、さっそく先を見据えており、「GLORYには立ち技版のUFCになってくれるとうれしい」「UFCでの岡見勇信さんみたいに継続参戦してアメリカで勝負したい」「あと3、4年でデビュー10年なのでそれまでに何か大きな結果を残したい」と発言した。
 日菜太はヨハン・フォービュー(フランス/ISKA世界スーパーウェルター級王者)に左ローを効かせ、得意の左ミドル、ハイも連打し圧倒。3Rにパンチと蹴りのラッシュで追い詰めたところで相手陣営からタオルが投入される完勝だった。日菜太はIT'S SHOWTIMEのアンディ・リスティ戦で1R KO負けして以来1年9か月ぶりの海外で「今回簡単に負けちゃったらもう呼ばれないという意識があって、いつもと違う緊張がありました。そのせいか1R目から凄く疲れましたね」と振り返る。だが気持ちはクールで「攻め過ぎると相手のパンチをもらってしまうので、ジャブをうまく使って、自分の距離をキープできました。1回か2回、相手のパンチをもらったけど落ち着いていて、自分のローを効かせられました」と語る。「オランダでリスティとやって負けた時は一番のモヤモヤ感がありましたが、その時がなければ今の僕は無いと思います。クロスポイントに移籍して2年ぐらいの期間で、今やっと色んなものが咬み合ってきたと思います」と話し、約2年の苦労の成果がやっと出たことに一安心といった様子だった。


 しかしGLORYでの日菜太の戦いはまだ始まったばかり。GLORYではテニスやサッカーのような採点方法を基準とするランキング制度を導入しており、今回ライト級(70kg)9位のフォービューに勝ったものの、日菜太のランキングは16位から11位に上がっただけだった。日菜太は「正直複雑な気持ちですけど、それはそれとして、GLORY側が僕の継続参戦を望んでくれているのはうれしかったですね。僕も継続参戦したいですし、あの中で2回3回勝って行かないと意味がないと思ってます」と前向き。「UFCでの岡見勇信さんみたいに継続参戦して、アメリカで勝負したいです」とも話し、「アメリカの観客は最初は僕のことを知らない感じでしたけど、試合が終わったら握手やサインを求めてきて、彼らは素直に強いものを評価してくれます。会場の熱狂も昔のK-1みたいな感じがしました」「アメリカが中心になっている今のGLORYはヨーロッパの選手にとってもアウェーになるから、日本人の僕とイーブンな環境で戦えます。アメリカで成功するほうが市場がデカいので、GLORYには立ち技版のUFCになってくれるとうれしいですね。年間6~7試合のペースを崩さず試合をしたいので、日本とアメリカで交互に試合ができたら一番いいです」「18歳でこの競技を始めて、あと3、4年でデビュー10年の区切りになるので、それまでに何か大きな結果を残したいです。ちゃんと今後何年という目標を持って戦いたいですし、なんとなくって感じで現役を続けて行きたくはないです」とも熱く語り、世界的な成功の場としてのGLORYに大きな夢を持っていることを明かした。

 GLORYは6月大会から11月大会まで4大会連続で米国で開催される。米国のアスレチックコミッションの認めるルールに変更し、MMAのベラトールも放映している「スパイクTV」のゴールデンタイムの2時間枠での放送が10月からスタートするのに伴い、4人トーナメント中心の大会構成に変わった。以前から階級制もMMAとほぼ同じ区切りを採用しており、オランダ生まれのGLORYが、米国向けのスポーツコンテンツとして徐々に脱皮しつつある。ニューヨークで興行を打ち、ロス大会で使ったシチズンバンクアリーナも日本武道館規模の大会場で、日菜太が言うように立ち技版のUFCになる可能性を秘めている。

 日菜太に帯同したクロスポイントの山口元気代表も「GLORYは非常にチャンスが詰まっている大会だと感じました」と話し、「GLORY側の大会への気合の入れ方が日本大会と全然違いました。元々ストライクフォースをやってたスタッフなので、メディア戦略も大会運営もきめ細かです。高速道路を走っててもGLORYの看板があって、町中でも明日大会を見るという人から声をかけられました」と現地の状況を語る。選手の技術面に関しても「昔うちの炎出丸のセコンドでロスに行った頃(2007年)よりも明らかに練習環境も変わってますね。だいたいMMAのジムにムエタイのクラスが併設されていて、たくさんの人がみんな普通にムエタイをやっていて、技術レベルが上がってました。UFC効果が凄くあって、アメリカが今後立ち技格闘技の中心になっていく可能性を感じました。ミドル級トーナメントで優勝したジョー・シリングも、昔向こうで見た選手ですけど、元々華がある選手に技術がついて凄く良くなってましたね」と評する。実際MMAでも、ムエタイ仕込みと思えるミドルや首相撲からの膝蹴りを有効に使い、試合の流れを変える米国人選手は増えている。層の厚い米国のレベルが上がり、キックボクシングに新鮮な魅力をUFCのファン層が感じるようになれば、キック界の勢力図は大きく塗り替わる可能性がある。



 GLORY 12(11月23日(現地時間)ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン)はライト級4人トーナメントが目玉で、ロビン・ファン・ロスマレン(1位)vs. ダビッド・キリア(3位)、ジョルジオ・ペトロシアン(2位)vs. アンディ・リスティ(4位)の組み合わせ。日菜太は「なんだかんだで優勝はペトロシアンかと思う」と予想する。「キリアを計量で見た時は細いと感じたけど、試合を見たら本当に強いなと思いました。でも相性的にロスマレンが決勝に行くでしょうね。リスティはここ2、3試合元気がないですね」と評する。また日菜太は「GLORYの10位以内に入っている選手は、K-1 WORLD MAXの頃の上位選手よりもレベルが高い」とシビアに現状を見つつも、「9位のフォービューでどれだけ強いのかと思ったけど、KOでも勝ててるし、ここまで来ると、相手うんぬんよりも自分に負けないことが大事で、上まで行くと勝敗はコインの表裏(の運)みたいになってくると思います。自分で思ってるよりも相手は強くないし、自分は思うほど自分が弱くないと思うことにします。って、三浦知良さんが前に言っていたんですけどね」「ペトロシアンに勝つにはサウスポーしかないのかなと思う。だいぶ僕もサウスポーの選手と連戦して慣れてきたので、勝てるんじゃないかと可能性を感じています」と、以前には聞けなかったような強気な言葉も飛び出してきたのが印象的だった。

Home > NEWS > GLORY > 日菜太が凱旋会見「岡見さんみたいにアメリカで勝負したい」

 - PR - Martial World presents Gym Village
Gym Village でジムを探そう!
Gym Village おすすめジム

JOEGYM(ジョウジム)北新地店
JR北新地駅 徒歩1分
5月は入会金無料!フィットネスを取り入れた大阪梅田北新地のキックボクシングジムです。長島☆自演乙☆雄一郎&元ボクシング世界王者テーパリットが初心者でも経験者でもしっかり指導します。見学・体験トレーニン...

さらに詳しく

おすすめジム欄へのジム広告掲載について